鈍感彼女
「へっ?
だ、誰っ!?」
後ろを振り向くと五十嵐君が立っていた。
「俺だけど?
杏…だよなっ!?」
「当たり前じゃん!
……あっ…この格好…。」
あっちゃ~
そいえば昨日はカツラもメガネもなしの姿であってた…。
けど、この格好でなぜ分かった?
もし分かってたとしたら…凄く偉い事になりますよぉ~
「なんで俺が分かったか知りてぇかっ?ニヤッ」
「ま、まぁ…。」
「俺が知ってたらやばいこと?ニヤッ」
さっきからニヤニヤしすぎですよ。
五十嵐君…。
「一応…
今までもやってきたことだし、
今更ばれたらやばいかも…。」