鈍感彼女


あたしは二口ほどパスタを口に運んだら、
手を止め、食べるのをやめた。

「お兄ちゃんごめん。

今、あんまり食欲ないんだ…」

「具合でも悪いのか?」

心配そうに聞いてきた。

「大丈夫っ!

寝ればなんとかなるよっ!」

「そうか…
なら早めに寝た方が良いなっ。」

そう言われ、あたしは自室に行った。

ベッドにダイブして、今日一日のことを振り返った。
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