鈍感彼女


グゥグゥ…zZ

今は何やらHRらしい…。
つまんないから寝ているんだけど…
なんか周りがガヤガヤうるさい~


「…ん良いですか?」

……グゥ…zZ

「杏柚っ!!」

ほぇっ?

「時雨さん良いですかっ?」

……。

「えっ!?あ、はいっ!!?」

「では、図書委員は時雨さんと五十嵐君に決まりました!」

パチパチッ…

『なんであのブスが五十嵐君と?』

『五十嵐君も五十嵐君よ!
人気のない図書委員を選ぶなんて…。』

そんなお声は聞こえなかったものの、
あたしは頭の中がはてなで一杯だった。




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