鈍感彼女
なぜか分からないけど、あたしは駆け出して言ってしまった。
家に着き、自分の部屋へと重い足取りのまま行き、
そのままベッドにダイブした。
「紗香は悪くないのに…。」
これじゃ逆ギレだ…。
五十嵐君と気まずい空気になっているのは紗香は知らない…。
…だからと言って理由を知らない人に、しかも紗香に向かって当たってしまった。
気付いてたら1人で悩んで、抱えていたのかもしれない…。
そんなことはどうでも良い。
紗香に謝らなきゃ。