鈍感彼女
――――――――――――放課後
「い、五十嵐君…
一緒に職員室…行こ?」
「おぅ…」
き、気まずい…
先生に仕事内容を聞き、2人で図書室に向かった。
しばらくは沈黙…
それを破ったのは五十嵐君だった。
「ごめん…」
「へっ!?」
いきなりで肩がビクッと跳ねた。
「あれ、初めてだったんだろ?」
「あ、あれって…?」
「だからキスだよっ…」
あ~
あれかぁって…
えぇ~!?
あたしが謝る前に五十嵐君が謝っちゃったよ~
「えっと…
それは…もう良いのっ!
気にしてないよ?
それに…
あたしこそごめんなさい。」
「なんでお前が謝るの?」
「え…だってぇ…」
五十嵐君の頬を叩いちゃったし…
ひどいこと沢山しちゃったよ…。