屍都市Ⅱ
アサルトライフルのフルオート掃射!

マシンガンのように連射される弾丸の雨の中を、颯太は身を低くして逃げ回る!

冗談じゃない!

相手は自衛隊上がり。

銃の扱いに関してはプロフェッショナルだ。

接近しての殴り合いならばまだ分があるかもしれないが、颯太は丸腰なのだ。

とてもこんな状況では勝負にならない。

「おら、もっと早く走らないと弾が当たっちまうぜぇ?」

颯太を追い詰める事に明らかに愉悦を感じている榛原。

その緩みきった顔を、本人に拝ませてやりたくなる。

お前はこんなに醜い顔をしているんだぞ。

その顔はもう人間の顔じゃない。

人を人とも思っていない、畜生外道の顔だ…!

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