屍都市Ⅱ
ゴロウと鬼島のコンビネーションは抜群だった。
言うなれば『人犬一体』。
鬼島の射撃の妨げになる事なく、またゴロウを銃撃の危険に晒す事なく。
お互いに行動のとりやすさを考慮しながらの攻撃。
言葉は通じずとも、しっかりとした意志の疎通がかわされているのは明らかだった。
パートナーとしての信頼関係が、種族を超越したこのコンビネーションを実現していた。
だが、それもここまで。
「!」
鬼島の手にする自動小銃から、弾丸が発射されなくなる。
「弾切れかっ…!」
咄嗟に予備のマガジン(弾倉)を探るものの、それすらも既に使い切っていた。
完全に弾薬は底をついていた。
「くっ…!」
歯噛みする鬼島。
追い詰められつつあるものの、ゴロウは今も懸命にゾンビ達の意識を引いている。
鬼島の援護射撃を待っている!
言うなれば『人犬一体』。
鬼島の射撃の妨げになる事なく、またゴロウを銃撃の危険に晒す事なく。
お互いに行動のとりやすさを考慮しながらの攻撃。
言葉は通じずとも、しっかりとした意志の疎通がかわされているのは明らかだった。
パートナーとしての信頼関係が、種族を超越したこのコンビネーションを実現していた。
だが、それもここまで。
「!」
鬼島の手にする自動小銃から、弾丸が発射されなくなる。
「弾切れかっ…!」
咄嗟に予備のマガジン(弾倉)を探るものの、それすらも既に使い切っていた。
完全に弾薬は底をついていた。
「くっ…!」
歯噛みする鬼島。
追い詰められつつあるものの、ゴロウは今も懸命にゾンビ達の意識を引いている。
鬼島の援護射撃を待っている!