2人で....
私は歩いていました

真っ黒な暗闇の中を
ずっと1人で歩いていました

ずっとずっと歩き続けて
自分の名前さえ忘れてしまうほど歩いていると
光を見つけました

真っ黒な暗闇の中に1つの光。

光の方へ歩いていくと
1人の男の子が立っていました

男の子の名前は「マコ」。

マコは、私の名前は「みぃ」だと教えてくれました

そして
「みぃの進む道はこっちだよ」
と言って、みぃの手を取りました

「マコが一緒に行ってあげる」

そう言ってマコは、みぃに笑いかけました

その笑顔が眩しくて、みぃの目からは涙が流れてきました

「どうしたの?」

マコが心配そうに、みいの顔をのぞきこみます

みぃは泣きながら言いました

「私と一緒にいると、マコが不幸になっちゃうよ」

でもマコは、首を振ってみぃに笑いかけます
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