吸血鬼のオヒメサマ


「とにかく、なんで希羅ちゃんがあそこにいたのかとかは今度聞くとして、今は寝て『あそこにいたのは…あたしが村を追放されたから…』





 愁の言葉を遮って希羅はいきさつを簡潔に話した。



 

 自分がいるから災いが起こる。

  
 自分さえいなければ村は幸せになる。だから捨てられて、何も言わず歩いていたら、愁が見つけた。と…



 俺はその時思ったんだ。

 無意識で…



 守ってやりたい…



 口には出なかったが愁にはわかったようで、 そうだね。と言っていた。



 
  ☆煉斗side end☆

< 7 / 10 >

この作品をシェア

pagetop