タイムリミット
子供、大好きだもんな。
「悠くんはどうするの?」
奈未がそばにいてくれれば俺はそれだけでいい。
でもそんなの『カッコつけ~』って言われそうでなかなか言えない。
「俺、志望校決まってねーやっ!決めねーと」
「悠くんも幼稚園の先生になればいいじゃん!そしたら同じ大学行ける」
奈未は無邪気な笑顔で俺の手を握る。
「向いてねーだろ?奈未はさ、子供…産まれたらなんて名前がいい?」
恥ずっ!
何言ってんだよ、俺!