タイムリミット
奈未が俺みたいな奴のことを嫌うのは、そばにいるだけで周りの偏見をくらうからだそうで…。
ってことは不良を卒業した俺は、奈未に嫌われる理由なんて今となってはもうないということだ!
『……本当にありがと。あたしのこと想ってくれて』
頬を赤らめる君に心臓が高鳴った。
『ごめんな、色々傷つけて…』
俯く君のおでこにキスをする。
あわてておでこを押さえる君もまた愛しく思えたんだ。
これが俺と奈未の物語………。