猛獣に射抜かれる様な愛
矢斗は結菜の直ぐ傍へ腰を下ろした。結菜はその光景を不思議に思い矢斗をじっと見つめる
「…寝れないのか」
「全く寝れないって訳じゃないんだけどね…」
「そうか」
「ねぇ貴方って、冷たいのか優しいのか良くわからない人よね」
「何だ急に」
「何を考えているのか表情に出したりしないし、クールよね」
結菜はまじまじと矢斗を見詰めながら話しを進める
無口で何を考えているのかわからないけど、結菜は矢斗の行動がずっと気になっていた。