猛獣に射抜かれる様な愛


亮佑と話している事を、結菜に聞かれた



亮佑には悪いが席を外して貰い、結菜に本当の事を打ち明けた



結菜は動揺が隠し切れず視線を泳がせつつ、俺の言葉に耳を傾ける



だが、そこにはいつもの強気な結菜では無く弱々しい様な…女の部分が見え隠れしていた



悪い…お前を傷付けるつもりはなかった。お前を悲しませるつもりもなかった



だが…縋る様な目で見つめられ…その目に今までの決意が揺らぎそうでな…



キツイ言い方しか…出来なかった。



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