猛獣に射抜かれる様な愛
矢斗は車を地下駐車場へと停車させると、共に車を降りロビーへと向かう為の通用口を歩く
歩いてすぐロビーへ入るとそこはリゾートホテルの受付ロビーとはさほど変わらない綺麗さに呆気に取られながらエレベーターに乗る
矢斗は17階のボタンを押すと扉は閉まりエレベーターが上昇する
その間も会話は全くなくただただ静かで狭い空間の中に立ち尽くしたままの二人
何故か気まずいんだけど…普段から口数の少ない人って事はわかっていたんだけどね