猛獣に射抜かれる様な愛


「ねぇ葵依…」


「そんな事言われても私、信じられない。万が一そうだとしても…彼はとっても優しくて私を大切にしてくれてるんだよ。もう罪を犯したりしない」


「葵依…彼を信じたい気持ちはよくわかる。だけどね…――」


「結菜さんに何がわかるって言うの?彼の事は私が1番良くわかってるんだから…大丈夫だよ。心配しないで。じゃあ、お疲れ様」




葵依は半ば不機嫌そうな様子で鞄を手に持ち足速に部屋を出て行ってしまった



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