猛獣に射抜かれる様な愛
そう思えば思う程憎しみは募るばかり
俊也が正当な裁判を受ければ死刑とまでは行かないかもしれないが無期懲役は免れない
だが結菜はそれだけでは気が済まなかった
“アイツが苦痛に苦しみ泡を吹きながら悶える姿をこの目でみたい”
酷な思いだけに支配されていた
結菜は立ち上がり机の上に置いてある銃にそっと触れてはベッドへと歩む
“言っておくけど、楽に死なせたりはしないから。アイツも苦しめば良い”
そう思いながらそのままベッドへ入り眠りについた。