大きなクリスマスツリーの下で

誠司は、九州の熊本で生まれた。
実家は旅館を営んでいて、その家の次男である。

誠司がロスに来たのは、十九歳の夏だった。

高校三年生の時、希望の大学を目指して、自分でもよく勉強したと思えるほど受験に取り組んだ。

だが、受験に失敗する。

その後、誠司は、受験浪人をするが受験勉強する気にならなかった。

その頃の誠司は、燃え尽き症候群になっていた。






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