大きなクリスマスツリーの下で
母親は、予備校に行くことを勧める。
しかし、誠司はヤル気が起こらない。

母親は、何もしない息子に対して、「ブラブラしていないで、何かやりなさい! 」 と、口やかましく言うようになった。

誠司は、母親のことが、わずらわしくも思った。しかし、何もしない無気力な自分を、なんとかしなければいけない気持ちもあった。

ちょうどその頃、友人のジェーンから手紙が届いた。
手紙には、一度アメリカに遊びに来ないかという内容だった。




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