大きなクリスマスツリーの下で
ロスに着いた誠司は、ジェーンの父親の紹介で、レストランの皿洗いの仕事をした。

住み込みだったため、寝る場所と食べることは心配なかった。

だが、言葉と食生活の違いからホームシックになった。

そんな時、ジェーンは 『キューシュウ・ダンジ』と言って励ましてくれた。

厳しい経験をしながら、いつしか誠司のことを周り人々は『ダンジ』という愛称で呼ばれるようになった。

誠司はアメリカに来て、八年の歳月が過ぎた。
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