大きなクリスマスツリーの下で
「フロリダには一緒に行けない・・・・・・」
誠司は硬い表情で言った。

「行ケナイッテ・・・・・・ソレジャ、イツガイイノ? 」
エミリーが誠司の都合を聞いた。

「都合のいい日なんかない」
誠司はキッパリと言う。

「ドウイウコト・・・・・・!?」
エミリーが首をかしげた。

「もう、エミリーとは会えない・・・・・・」
誠司は、すまなそうな表情で言う。

「モウ・・・・・・会エナイッテ・・・・・・? 」
エミリーは、けげんな顔で聞き直した。

「エミリー・・・・・・君と別れたいんだ・・・・・・」
誠司は、一瞬うつむいてボソリと言った。

「エッ!? 今何ッテ言ッタノ・・・・・・?」
エミリーは信じられない様子で、誠司に近づいて聞き直した。





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