大きなクリスマスツリーの下で
「そう言われても・・・・・・」
誠司は返事に困った。

「おまえ、どういうつもりでこの国にいるんだ・・・・・・・恋人と別れたことだし、これ以上、この国にいる必要はあるのか? 」

涼が思っていることを、そのまま口にした。

涼の言葉は、誠司にとって痛い所を突かれたような気持ちだった。

「エミリーのことは関係ない」
誠司は反論するように言う。


その時、誠司の携帯電話が鳴った。









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