大きなクリスマスツリーの下で
「兄さんは、どこのホテルにいるんだ? 」
誠司が、涼の宿泊先を聞いた。

「えーと・・・・・・確か・・・・・・アナ・・・・・・ヒル・・・・・・」
涼は、ホテル名を答えようとするが、なかなか思い出せない。

「アナハイム・ヒルトンホテルなのか ? 」
誠司がわかった様子で聞いた。

「そうだ! そこに泊まっているんだ」
涼も思い出したように言う。

「それじゃ、仕事が終わったらヒルトンホテルに行くよ」
誠司は、涼とホテルで会う約束をした。

涼がバスに乗り込む。
誠司はバスを見送った。

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