大きなクリスマスツリーの下で
再び、誠司はジェーンと話をする。

「うん、わかった」
誠司は、ジェーンと何かを約束をした様子で携帯電話を切った。

「兄さん、ジェーンと会う約束をしてたのか!? 」
誠司は確かめるように聞いた。

「ヘツヘツヘツ・・・・・・」
涼が思い出し笑いをして言う。

「それじゃ、ジェーンの家に行こう」

「まだ、話は終わっていないじゃないか」
誠司が涼を引き止めた。

「すぐに返事を出さなくてもいいから。それよりも、ジェーンの家に行こう!」
と、涼が笑顔で言い切ると、テキパキと歩き出す。

「ちょっと、待ってくれよ」
誠司は、涼を追いかけた。









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