大きなクリスマスツリーの下で

誠司と涼は、ジェーンがいるアパートメントへやって来た。

そこは、ロサンゼルスのダウンタウンにある。
周辺には、オフイスビルが建ち並び人通りが多い街中にある。

戸口の前で、誠司が呼び出しベルを押す。

「イラッシャイ」
ブロンズの長い髪を後ろに束ねて、Tシャツとジーンズにエプロン姿のジェーンが、笑顔で出迎えた。

ジェーンは、感激した様子で誠司と抱擁をする。

「オ兄サン、ヨク来テクレマシタ!」
次にジェーンが涼と抱擁をする。

「招待してくれてありがとう」
涼が礼を言う。

「ドウゾ」
ジェーンも涼をリビングへと案内する。







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