大きなクリスマスツリーの下で
「兄さんは、ロスにいつまでいるんだ? 」

誠司は、信号待ちで車を停止して聞いた 。

「三泊五日だな」

涼は、ミネラルウォーターを飲みながら答えた。

「そう・・・・・・」

誠司は、何か言いたい様子で言葉を返す。

涼が、観光でロスに来たのではないことを、誠司は察する。
何か自分に特別な用事があることを感じていた。






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