大きなクリスマスツリーの下で
「アイスクリーム、美味しそうだね 」

「えっ!? 」
エミリーが振り向いて露店を見た。

誠司は、一方的に露店のある方に歩き出す。
エミリーが、誠司の後をついてゆく。

「何が食べたい? 」
誠司が、ガラスの中にあるアイスを見てエミリーに聞いた。

エミリーが考えながら、ガラスの中を覗く。

誠司は、バニラとストロベリーを上下重ねあわせたものを、エミリーは、チョコレートのみを頼んだ。

プラスチックのカップに入ったアイスクリームとスープンを手にして、二人は歩き出した。

パレードの時間が近くなるにつれて、メインストリートに人が集まって来る。









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