大きなクリスマスツリーの下で
「アメリカのそばの味は、どうだ? 」
誠司が、そばをすする涼に聞いた。

二人は、リトル・トーキョーにある日本料理店に入った。

店の中は、日本家屋の造りで出来ている。

二人は、店の奥にある座敷で、テーブルを挟んであぐらをかいて座った。

「なかなかいけるじゃないか・・・・・・」
と、涼は言って、そばをすする。

店の主人は日系人で、日本でそば作りの修業して後、リトル・トーキョーに店を出した。

そばの素材を大事にして作っているため、自分で麺をうって、だしにもこだわって作っている。

その味は、美味しいと評判である。

誠司も日本の味が恋しくなる時、よくこの店のそばを食べることにしている。

二人は、そばを食べ終えた。




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