大きなクリスマスツリーの下で
「予定は、いつなんだ? 」
「来年ノ夏頃ナノ・・・・・・」
エミリーは嬉しいそうに答えた。

「おめでとう。元気な子供が生まれるといいね」
誠司が祝福する。

「アリガトウ・・・・・・私、子供ノ気持チヲ一番ニ考エテアゲラレル、イイ母親ニナリタイ」

エミリーは、強い意志みたいなものを告げているようだった。

それは、誠司との恋が親のために引き裂かれたことを、自分の子供には同じ経験をさせたくない。そのことうを言っているようにも見えた。

「頑張って、いいお母さんにならなきゃな・・・・・・」
「ウン・・・・・・セイジモ、ドンナ時モ、自分ノコトヲ信ジテ、ガンバッテネ」
 
二人は、それぞれを声援するように笑顔を見せた。





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