魔法の栄える国

１

　目を開けると、見慣れた景色

　
　タンス、テーブル、机、今俺の寝ているベット

　
　必要な物しか置いていない、質素な部屋…

　俺の部屋だ。

　何も変わりのない部屋。

　部屋には変化が見られないが…

　俺、どうしちゃったんだ？？

　
　
　カーテンの隙間からのぞく朝日がまぶしい…

　いつもは朝日が昇る何時間も前に目が覚めてしまうのに…

　今までそのせいで寝不足になり、頑張って二度寝をしようとしたが、１度も成功したことなんてない。

　だから、俺がこんな時間に起きることはあり得ないのだ…

　…あの…変な夢のせいかな？？

　そういえば…この頃あの夢を見る気がする…

　ちゃんと、夢の内容をはっきり覚えているわけじゃないから、断定はできないけど…

　雰囲気がにてる気がする…

　
　そういえば、こんなに鮮明に夢の内容を覚えているのもあり得ないことだ…