運命の人


体育館に着いて入場して
校長の長い話。生徒会長の話だの
長い。怠い。しんどいで。

でも横でバカみたいに1人で
はしゃいでる遥を見てたら
なんやかんや楽しい。

わざと肩をぶつけたらやり返して
きて注意されて遥は拗ねて
ぐちぐち文句言うてた。

入学式も終わり教室に戻って
席についた。

「横やなっ♪」

「うわっ!」

いきなりしゃべりかけられて
驚いてしまった。

「あっ。ごめんごめん。」

そこにいたのは中原明。
俺の横の席だった。

「いいで。俺も悪かった。」

「こいつ愛想なくてごめんな〜。」

この聞き慣れた声は、遥。

「いいよ。
私が悪かったし。」

「俺、遥♪
明くんの大親友♪」

「大親友じゃないし。
普通に友達やから。」

「二人ともおもしろいな♪
私は中原明。
遥くんよろしくね♪」

「あっ。今朝大丈夫やった?
こんなどでかいのとぶつかった
らしいやん?」

おい。どでかいってなんやねん。

「私のせいやから大丈夫。
てか私こそ高見里くんごめん。」

「全然いいで。」

いきなり話題をふられて驚いてしまって声が裏返ってしまった。

「うわ。明だせー。(笑)」

「黙れ。」

このままでは俺=ださいになる。

「高見里くんおもしろい♪」

「やろ?
明は最強におもろいよな。」

遥は目で俺いいこと言ったやろ?
みたいなどや顔。

「うん♪」

よかった。


< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop