恋雨‐koiame‐





もーワケ分かんない。




忘れるってなに?

どーいう感情になったら
好きじゃなくなった、って
言えるの?






ふと目を動かすと
宏樹と目があった。


「ー…っ、あ、たし飲み物買ってくる!!」




そう言って教室を飛び出した。





「え、ちょっ、…志那!?」
「おいっ!志那っ」




走ってる途中
後ろから名前を呼ぶ声が
聞こえた気がした。





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