【続】WolfPrince1
「…めちゃくちゃ絵になってるよ。」
「え。」
「かっこいい俊と可愛い海子。
2人が話してる姿って絵になってる。」
「しかも笑いあって。
理想のカップルじゃん。」
理想のカップル。
俊がかっこいいのは分かるけど、私は可愛くないもん。
「めっちゃくだらねぇ。」
「え!?」
ミルクティーを一気に飲み干して、俊は立ち上がった。
「ど…どこに行くの?」
「ん?
トイレだけど。
離れたくないならついてくる?」