七日間ゲーム
だが、それを割り込むように呉羽が、
「でもそれは、“皮肉なもん”じゃなくて“生きてる証拠”なんじゃないかな?
いくら今、お腹がすかなくても、いつかはすく。いくら今、辛くても、哀しくても、楽しいや笑えることは絶対他に来る。
それは生きてるから……だと思った。」
と静かに言った。
「………そうだな。生きてるから……か。」
「呉羽の言う通りかもね……。生きてるから……。その感情を無くさないためにも、みんな、その“管理人”に負けないようにしよう!ゲームに勝とう?」
「うん」
「あぁ」
呉羽と慶一は力強く頷いた。
そんなことを話ながら歩いていると、目指していたファミレスに、あっという間に着いていた。
「中入ろうか。」
「何食べようかなぁ」
三人はファミレスの中に入った。