七日間ゲーム
慶一はそのまま二階にある自分の部屋に行き、着替えて、勉強机に座った。
教科書やノートを立て掛けている棚から、あまり使わないノートを取り出した。
自分が誰に恨まれてそうかを考え、その人の名前を書き込むことにした。
シャーペンをクルクル回しながら考えた。
「こいつは……恨むほどでも無いかもな。……アイツには前、酷いことしちゃったけど、今仲いいし、そんなこと忘れたとか言われたからな。こいつは……俺とは関係あっても、慧とかとは関わりないはずだしな……」
と、独り言を言いながら消去法で求めていく。
考えているうちに、人を疑っているためか、頭がモヤモヤして辛くなってきた。
時計を見ると、17時48分と表記されていた。
「飯にするか……」
と慶一は一階に降りた。