七日間ゲーム


誰だろう。

ケータイのメールボックスを見る。



それは見知らぬサイトからだった。


タイトルは『七日間ゲーム』と書かれていた。


「七日間ゲーム?なにこれ?」


呉羽は詐欺に巻き込まれたくないので、極力、見知らぬサイトや、知ってても自分は使わないサイトからのメールをすぐに削除している。


なので削除をしようとした。



その瞬間、ケータイをいじる指が金縛りにあったように、固まり、指が勝手に動き出した。



「なに?!」



勝手に動き出した指はメールを開いた。



その瞬間、金縛りは解け、また元に戻った。


「何だったの……今の?」


と、フッとケータイの画面を見た。

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