七日間ゲーム
息苦しそうにしている呉羽に母が気付き、
「大丈夫………?」
と背中を擦ってくれた。
大丈夫じゃない………。だけど心配はかけられない……。
だけど怖いし、悲しい……。
「また友達がいなくなっちゃった………」
呉羽は静かに涙を流しながら呟いた。
母は何も言わず、頭を撫でてなだめてくれた。
すると突然電話が鳴り響いた。
母が電話を取る。
「………はい娘に伝えときます。」
また連絡網みたいだ。