七日間ゲーム
火曜日
琉嘉が嬉しそうな表情をして呉羽を見た。
「呉羽!お願いできた?!あたしね出来たよ!二人とも生き残れます様にってお願いしたの………生き残れたね………」
その琉嘉の言葉を遮るように呉羽が琉嘉に抱きついてきた。
「そうだね、琉嘉」
「………うっ」
抱きついたのではなく、呉羽は琉嘉のみぞおちを殴ったのである。
琉嘉は意識はハッキリしているが、苦しそうにその場に崩れた。
「…………どう、して」
琉嘉は呉羽を見上げた。
呉羽はさっきまでの笑顔はなく、無表情で琉嘉を睨み付けたように見下ろしていた。