七日間ゲーム
「苦しくて、辛くて、怖かった。だけど私、琉嘉が助け出してくれるって希望もって耐えてた。
だけど琉嘉は私を助けてくれなかった。完全に見て見ぬふり……。」
呉羽は溜まった涙をグイッと腕で拭う。
「ねぇ、知ってる?私があの日、自ら命を絶とうと決めた決定的な理由……」
「え」
琉嘉は俯いていた顔を上げ、呉羽を見上げた。
「それはね、琉嘉、あなたよ。」
琉嘉は震えだした。
「私にとって琉嘉に見捨てられたことが一番の苦痛だった。」
「み、見捨ててなんか………!あたし、怖くて……また苛められちゃうんじゃないかって………怖くて……」