七日間ゲーム
送信されたのを確認してからケータイを閉じて、鞄に持ち帰る物を入れた。
呉羽たちに、
「今日は帰るね………」
と無理やりに微笑んで手を振った。
呉羽と、琉嘉は、返す言葉が見つからず、『うん、バイバイ』と言った。
すると慶一が、
「芽依、自分だけで探しに行くとかするなよ?さっき俺はあのメールのこと否定したけど、もしかしたらマジかもしれない。
だったら芽依や、俺らも命を狙われてるってことになる。変に足を踏み入れたら危険かもしれないんだ。
警察に任せて、連絡が来るのを待とう。だから、自分だけで行動するな。わかったか?」
と忠告すると、芽依は
「わかってるよ、バイバイ」
と、また、無理やり微笑んで手を振り、教室を出ていった。