七日間ゲーム
「俺は芽依が嘘ついて、慧を探しに行ったんじゃないか……と思う」
「そんな…………。それって、もしかしたら危険な目にあったりするかもしれないんだよね?」
慧は『あぁ』と項垂れた。
「一人で行動するなって言ったのに……」
「心配だったんだよ……。待ってることも出来なくて、どうしようもなくて、芽依も苦しいんだよ……。
芽依は絶対、必死に止めても、探しに行ったんだと思う。
無事だったら良いね……、二人とも。」
と琉嘉が言った。
呉羽と、慶一は、声を漏らさず、小さく頷いた。