七日間ゲーム
昼休みに入り、呉羽たちは図書室に来ていた。
ここの高校の図書室には、パソコンを自由に使ってもいいように公開している。
呉羽たちはインターネットを用いて、“七日間ゲーム”について調べることにしたのだ。
機械ものを使うのが得意な慶一を中心にパソコンの周りに集まり、一つの画面を見つめた。
「………“七日間ゲーム”っと……」
と言いながら、慶一が早いタイピングでキーボードを打ち込む。
検索ボタンを押してみたが、“七日間”にだけ反応したり、“ゲーム”にだけ反応したりし、様々なジャンルの情報が入ってきた。
「無いな……」
「そうだね。」
なんて言い合いながら、マウスを動かしていると、一件だけ、普通の情報に紛れて見つかった。
みんなで目を見合わせて、マウスを恐る恐る、クリックした。