七日間ゲーム
「俺たちも帰るか」
と慶一が言った。
調べたいことは、まだまだ山ほどある。
だが、ここの教室にいる生徒たちより、危険が潜んでるのは自分たちだ。
「………うん」
呉羽は頷き、暗い顔をして俯いた。
「外が暗くなったら危険だ。俺んちにパソコンあるし、調べとくよ。それでも分からないことがあれば、みんなで明日、告別式終わったら調べようぜ」
と慶一が軽く呉羽の肩を叩いて言った。
呉羽は頷いた。
「……そうだね。うちにもお父さんのパソコンあるから調べてみる」
「あたしんちにもあるから調べとく!!」
と琉嘉が言った。
「……じゃあ宿題ってことにして、帰るか。」
と慶一は鞄を担いだ。
琉嘉と呉羽は頷き、二人も鞄を担ぎ、教室を出た。