悪魔の血を継ぐ者





「答えてやりたいのは山々だが…どうやら時間のようだな。」





「時間……?」





スッと風が吹き抜けたかと思うと、激しい金属音に暖かい温もり。





「妃芽に近づくなと言ったはずだが。」





「相変わらずだな、貴様は。」





ククッと笑う千景を、忌々しげに睨む神宮司蒼空。





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