悪魔の血を継ぐ者





いそいそと答えを写す茉莉を横目に、チラッとアイツを視界に入れた。





「っ!」





バッチリ目が合い、慌てて目を逸らすも、ニヤッとアイツが笑ったのが解った。





「ひーめちゃん。」





あたしの視界いっぱいに、アイツの顔が広がった。





何て心臓に悪いヤツなんだ、コイツは。





< 5 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop