夢幻の姫君
「美羅がそういうの 珍しいね。 あんまりほめないでしょ人の顔」

 そういえばそうかもしれない。顔のいいやつは それを分かってて、威張っているような感じがして、いつもいやだと思うのだ。

 でも彼らは そんな気がしない。 なんとなくだけど



――――彼らを 知っているから?――――


声が 聞こえた気がした

知っている? そんなはずは無い 彼らとはここで初めて会ったのだ


彼らを見ながら考え込んでいる間に 目があってしまった
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