夢幻の姫君
2人は初等部からエスカレーター式の学校に通っていた。
時は流れ2人は高等部に進学していた。
この国の教育制度は“自由”で、授業費は国が持ち生徒は行きたい人だけが行く、とう言うものだった。 もちろん大半が進学する。なぜなら進学したほうが良い職業に就けるからだ。
そんな中、高等部でクーは生徒会長に任命され、仕事を行っていた。クーが仕事中の時は、横でレンが暇そうにしていた。
「レン、暇ならさき帰っていいよ? 終わるの遅いから」
「いや、待つ」
クーが何回言っても、そうやっていつも待ち、一緒に帰っていた。
そんな様子はもちろん周りが放っておくはずも無く・・・・・・
「お前ら、付き合ってんのか?」
「貴女、フォルさんとどういう関係なの?」
「ハルとどんな?」
ハルとレンは質問攻めにあっていた。レンは助けてくれたハルの事がずっと好きだったが、自分の気持ちに疎いハルは気づかなかった。
レンの苦悩は続く。
あれこれ困難を乗り越えた後、見事告白する事に成功した。
もちろんハルはそんな事に気づきもしなかったが。
レンもレンで、ハルの陰りに気づかなかった。
一見仲が良さそうな恋人同士。しかし、お互いに弱みを、本音を言えないでいた。
それがすれ違いの、別れる原因になると知らず。
そして起きる。ハルがこの国を去る事件が。
―――――レンの手によって、引き起こされる
時は流れ2人は高等部に進学していた。
この国の教育制度は“自由”で、授業費は国が持ち生徒は行きたい人だけが行く、とう言うものだった。 もちろん大半が進学する。なぜなら進学したほうが良い職業に就けるからだ。
そんな中、高等部でクーは生徒会長に任命され、仕事を行っていた。クーが仕事中の時は、横でレンが暇そうにしていた。
「レン、暇ならさき帰っていいよ? 終わるの遅いから」
「いや、待つ」
クーが何回言っても、そうやっていつも待ち、一緒に帰っていた。
そんな様子はもちろん周りが放っておくはずも無く・・・・・・
「お前ら、付き合ってんのか?」
「貴女、フォルさんとどういう関係なの?」
「ハルとどんな?」
ハルとレンは質問攻めにあっていた。レンは助けてくれたハルの事がずっと好きだったが、自分の気持ちに疎いハルは気づかなかった。
レンの苦悩は続く。
あれこれ困難を乗り越えた後、見事告白する事に成功した。
もちろんハルはそんな事に気づきもしなかったが。
レンもレンで、ハルの陰りに気づかなかった。
一見仲が良さそうな恋人同士。しかし、お互いに弱みを、本音を言えないでいた。
それがすれ違いの、別れる原因になると知らず。
そして起きる。ハルがこの国を去る事件が。
―――――レンの手によって、引き起こされる