夢幻の姫君
美羅がご機嫌でさっさと帰った後、
残された2人は話していた。
「もし、約束破ったらどうなるの?」
そうののが訊くと、隼人は唾を飲み込んだ後、ためらいがちに言う。
「昔、俺じゃない隊員が破った時、1ヶ月行方不明になった。」
隼人はそこまで言って言葉を切る。ののもそれを待つ。
そして――――
「そいつは病院で見つかって、四肢がすべて折られていた。完治しても精神が弱ってて1年間、退院、出来なかった」
「え゛……」
ののは眉をしかめた。
「骨折のほうは、異常なほど早く直った。だけど…。人間不信にまでなったらしい。だから・・・」
きっと心が折れるまで何か言ったのだろう。
二人は最強といわれた彼女の容赦の無さに、背中を振るわせた。
残された2人は話していた。
「もし、約束破ったらどうなるの?」
そうののが訊くと、隼人は唾を飲み込んだ後、ためらいがちに言う。
「昔、俺じゃない隊員が破った時、1ヶ月行方不明になった。」
隼人はそこまで言って言葉を切る。ののもそれを待つ。
そして――――
「そいつは病院で見つかって、四肢がすべて折られていた。完治しても精神が弱ってて1年間、退院、出来なかった」
「え゛……」
ののは眉をしかめた。
「骨折のほうは、異常なほど早く直った。だけど…。人間不信にまでなったらしい。だから・・・」
きっと心が折れるまで何か言ったのだろう。
二人は最強といわれた彼女の容赦の無さに、背中を振るわせた。