夢幻の姫君
その後のらりくらりとかわされ、結局そのまま5時になった

ピーンポーン

来てしまった… 
イケメン来訪でうれしい筈なのに喜べないのはこいつ(母)のせいだ!!

「こんにちは、今日からお世話になります。崎坂隼人(さきさか はやと)といいます。どうぞよろしく」

そういった顔はすごく無愛想だったが 私の顔を見た瞬間破顔した

「っつ」

不覚にもドキドキしてしまった…
最初は真琴と比べると太陽と月だと思ったが 笑った顔は最上級

こんな人と 二晩もおんなじ部屋なんか無理!!

「ごめんねぇ~ 部屋掃除できなくて今日、明日美羅の部屋で寝てくれないかしら?」

ナイス母。そして断って―――
< 20 / 210 >

この作品をシェア

pagetop