夢幻の姫君

カエルの子はカエル

「ナニ、コレ…」

美羅がそう思うのも仕方が無い。
目の前には　超!高級マンションがあったから

「ほら、早く」

こんなところに来たことがあるわけも無い美羅は、あわあわしていた。

ホールにいる受付の人を見てはマンションに受付!?と驚いたり、住人を見ては自分たちは場違いなのではないかとおろおろしていた

…隼人は横で笑いをこらえていたわけだが…

エレベーターで最上階へ

ぽーっとしていた美羅に告げられた一言

「ここが、俺たちの家」

心の準備ができていないまま　着いてしまった…

「まっ」

ガチャ

まって　と言う前にドアを開けられてしまった…

「どうぞ」

にっこり笑って言ってるこいつは、私がなんて言おうとしたが知ってる顔だ
　この兄弟は　腹黒い奴が多いのか…?
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