夢幻の姫君
「う、うぅ~ん」

ココドコ?

「あっ、怜兄起きたよ」
 誰かの声で頭が動いてきた。

『大丈夫か?』
五人が声をそろえて聞いた

イケメン五人に見つめられた美羅は叫ぶ

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

落ち着けっ と抑えられて頭を冷やす。

そっか…倒れたんだ…

倒れる前はそれどころじゃなかったから、思わなかったけど、この五人は芸能人ですか? 
 こんなのがいたら 芸能界はウハウハだね。 芸能人はびっくりよ。

親もさぞかし美形だったのだろう。そうじゃなかったら生まれない気がするし…

「芸能人なんてやれないよ。バライティは苦手なんだ」

エスパーに見破られた。心を読むのは止めていただきたい。
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